コロナウィルスが世界的に広がり、ここ日本でも大変なことになっている。
特に東京は感染者が現在5,000人近くでていて、有名人でも亡くなったり、死亡者も少なからずいる。
私の住む福岡県も緊急事態宣言を受けて、5月初旬まで自宅待機や生活自粛が続きそうだ。(5月初旬も怪しいけど。。)
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私の考える島とは?島々に住む人々の暮らしとはなんだろう。
孤立した島や互いの島々が意識しあって様子をみていて、または行き来しあっている交流を持っているものだ。それは私が日本という島を体験できる環境にあるからなのかもしれない。
それらの島の人々は多くの変化にすぐ気づく感覚をもっていて、これは生きるうえで必要不可欠なものなのだ。自然の変化に気づくこと、星や月によって時間を知ることは暮らし(衣食住)の中で大変重要なことだ。
人々は自然のともに生き、感覚を研ぎ澄ませて、一刻一刻と変化する自然を見極めて暮らしていかなくてはならない。
言い換えれば、変化を見極めて生活している人々は、自然の中で生き、自然とともに生きることでその変化を見極めらる能力のある者たちなのではないか。
現代社会ではこれらの感覚は科学技術が補い、人間にもともと備わっていたものは薄れてしまっているように思う。
現代社会で生活している自分自身もそうであると思うし、私自身できればこのような感覚を失いたくないと思う。
そこで自然に生きる島の人々や感覚をとぎすます場面を表現したいと島や海をイメージしたものを制作したいと考えていた。そこでできたのが2018年<島のこと>、2019年<雨の月>である。
2020年2月に福岡のArt space bakuで展示したあと、3月にはコロナウィルスが世界中で広まり始め、大変なことになってしまっている。。。。
<雨の月>は世界がこうなると予言してたのかもとさえ思ってしまう。
呪術的なものが美術作品の意味で扱われることにも興味はあるが、自分の作品がまさか予言してしまっていたとは、、、、思いたくない。